教会紹介
静岡教会の歩み
静岡教会の始まりは、カナダメソジスト教会宣教師デイヴィッドソン・マクドナルドが、1874年(明治7年)4月9日に静岡学問所(1866~1872)の後身である私立賤機舎教師として招かれ、妻と共に来任したことによります。
その翌日から自宅で朝夕の礼拝と聖書研究を行い、学生の間に伝道しましたが、既に静岡学問所の教師として勝海舟らによって招聘された米国人教師エドワード・ウォーレン・クラークによる2年間の伝道の素地があったため、同年9月27日に11名の学生らが受洗し、直ちに教会が組織されました。これが、日本における初めてのメソジスト教会の誕生でした。
その後、多数の優れた人材も生まれ、静岡教会より県下各地に伝道がなされて、10を超える教会が設立されました。
そして、1887年(明治20年)には、カナダメソジスト教会婦人伝道会が、教育の機会に恵まれていなかった女子に対し高い知性と教養を与えることを目的に宣教師カシデー、平岩愃保牧師、江原素六らの参画、県知事関口隆吉や地域の有力者たちの後援を得て、県下最初の女学校である静岡女学校(1903年に静岡英和女学校に改称)を創設しました。初代校長は婦人宣教師ミス・カニングハムでした。
また、1907年(明治40年)には、宣教師ロバート・エンバーソンが、日露戦役による出征軍人遺家族幼児保管所の開設を経て、一般の孤児をも養護する静岡ホームを創設し、教会の松井豊吉幹事が初代ホーム長となって経営を委ねられました。
更に、1908年にはカナダ婦人宣教師によってキリスト教の「神を敬い人を愛する」心を育てる幼児教育を目指してしずはた幼稚園(現かえで幼稚園)の歩みが始められました。
静岡教会はカナダメソヂスト教会、日本メソヂスト教会、そして日本基督教団の教会として148年の歩みを重ねて来て、同じ流れを持つ静岡英和学院、児童養護施設・保育学園の静岡ホーム、かえで幼稚園と共に主にある働きを続けています。

D.マクドナルド
静岡学問所
E.W.クラーク
教会の所在地と会堂
これまで静岡教会は梅屋町⇒呉服町⇒追手町(現葵区役所)⇒追手町(中町付近)と移転しましたが、1958年に西草深町に会堂を建設して福音伝道に励んできました。しかし、老朽化のため2012年に新会堂建築に取り掛かることを決議し、他教会や多くの方々からのお支えもあって2022年11月に新会堂の竣工に至りました。これから50年、100年と神様がこの会堂を豊かに用いて一人でも多くの方を教会の群れへと招いてくださることを祈り求めつつ、主に従って歩んでまいります。


1958.9~2021.9の会堂
アクセス
電車とバスの場合
JR静岡駅北口より、静岡鉄道(しずてつ)バスに乗り、英和女学院前下車。
以下のバス乗り場をご利用下さい
・16番乗り場大浜麻機線
・10番乗り場県立病院高松線
タクシーの場合
静岡駅から約10分。
「静岡英和女学院中高の隣にある静岡教会」
〒420-0866 静岡市葵区西草深町 15-25